ナックルズ・ザ・エキドゥナ | |
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ナックルズ・ザ・エキドゥナ (画像はソニックフロンティアから) |
ナックルズ・ザ・エキドゥナ(Knuckles the Echidna)は、セガのビデオゲーム『ソニックシリーズ』に登場する架空のキャラクター。初登場は1994年5月27日に発売したソニックシリーズの第3作目にあたるソニック・ザ・ヘッジホッグ3からで、スピンオフ作品である漫画やアニメーションにも登場している。ハリモグラを半擬人化したキャラクターである。
キャラクター設定[]
- 名前:ナックルズ・ザ・エキドゥナ(KNUCKLES THE ECHIDNA)
- 愛称:ナックルズ
- 性別:男
- 種別:ハリモグラ
- 年齢:16歳
- 身長:110cm
- 体重:40kg
- 出身地:エンジェルアイランド
- 好きなもの:フルーツ(特にブドウ)
- 嫌いなもの:強い日差し
- 弱点(苦手):女の子、弱い人(ソニックアドベンチャー2などでは、お化けが苦手、と思わせる描写もある。)
- 一人称:オレ(またはオレ様)
ソニックシリーズのレギュラーキャラの一人で、ソニックのライバルの一人(劇中では「ソニックの永遠のライバル」を自称した事もある。)。 ゲームにおいては、ソニックと別の仕様が追加されており、拳を垂直な壁面に突き刺してそのまま登る事ができたり、ジャンプ後の落下中に頭の針を広げて滑空する事ができる。マーシャルアーツの使い手であり、非常に腕力が強く、岩盤をも一瞬にして粉々にできる。 古き戦闘民族である「ナックルズ族」の末裔であり、ナックルズという名称は、元来は一族全体を示す名称であったが、彼が種族最後の生き残りである為、名にナックルズを冠している。 尚、通称名の「ナックルズ」は関節の意の「knuckle」と複数形の「s」をくっつけたものである。 生まれつき空中に浮かぶ島「エンジェルアイランド」でマスターエメラルドを守護する役目を授けられているが、誰かに役目を命じられたと言う訳ではなく、彼自身もその理由は知らない。彼は『ソニックアドベンチャー』にて「全ては知らない方がいいだろう。知ってしまったら何か恐ろしい事が起きる気がするから」と語っている。しかし、エンジェルアイランドに侵入する者や、マスターエメラルドを奪おうとする存在に対して常に警戒心を抱いている事から、一族の本能のようなものがあるのかもしれない。ナックルズ族についての描写は、『ソニックアドベンチャー』において、槍を持った好戦的な一族と、先祖であり穏健派のティカルと言う少女が過去の記憶として登場した。両者ともナックルズの姿に酷似している。ちなみにマスターエメラルドは『カオティクス』でピラーという名で呼ばれたが、現在では呼ばれなくなりマスターエメラルドと呼ばれている。
北米市場においては非常に人気の高いキャラクターで、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』登場以降、一時はソニックを上回る人気となり、後に続編である『ソニック&ナックルズ』が製作されたり、外伝的作品『カオティクス』では主人公となり、後のシリーズのほぼ全てに登場している。また、『ソニッククロニクル 闇次元からの侵略者』では重要なキャラクターとなっている。
性格[]
融通が利かず生真面目な性格とされている。短気で直情型。ゲームやアニメ作品においてもその性格が災いする事が多々あり、Dr.エッグマンに騙されてソニックと敵対したり、方法論の違いから対立することもしばしばであるが、ルージュとも敵対したため、宿敵が多かった。どうも頭には自信がないらしく、テイルスの難しい理論を耳にするだけで不快な顔をしたり、『要するに○○なんだろ?』といってすぐ結論に辿り着こうとする。 また、ものすごく強気であり、大量のエッグマンのメカに襲われたときも『腕がなるぜ!』『出てきた奴は全部ぶっ潰す!それだけだ。』など自信満々な発言が絶えない。しかし、根は優しく純真。
一連の作品において主人公側の陣営にはいるものの、基本的には一匹狼であり、カオスエメラルドの奪還等に関しても、普段は群れ嫌いかライバル同士かソニックたちと別行動をとっている事が多い。しかし『ソニックヒーローズ』、『ソニックライダーズ』などでは基本的に何故かソニック達と一緒に行動している。公式設定において、職業はトレジャーハンターとされている(ソニックにもそう言われたことがある)が、ゲーム作品アニメ作品ともに、その場面を描写をされた事は皆無である。
声優[]
ゲームではソニックアドベンチャーシリーズより声優による演出が追加された。OVA版は松本保典が演じているが、ソニックアドベンチャー以降からは神奈延年が演じている。
ストーリーブックシリーズのナックルズ[]
あくまで「良く似た人物」であり、本人ではない。
- シンドバット(ソニックと秘密のリング)
- 『アラビアンナイト』の世界では伝説の船乗りとして有名な人物。航海中、イレイザー率いるマジンの海賊達に襲われ、彼が持つ水色の世界リングを奪われてしまい、空飛ぶ巨大な鳥「ルフ鳥」の上にある塔に閉じ込められてしまう。そこに、炎のマジンを倒す手がかりを求めやって来たソニック達と出会い、知恵を貸す代わりに牢屋の鍵を開けてくれと頼む。
- 外見はナックルズにそっくりだが、彼とは思えない紳士的な口調で喋る。ただしそれは女性に対してのみのようで、ソニックと会話になると口調がガラリと変わり、ナックルズとほぼ同じになる。ナックルズが女の子が苦手なのに対し、女の子が好きなようである。一部の相違点以外は考え方もそっくりなようで、それに対してソニックから皮肉を言われるハメになった。
- 物語終了後にはソニックやアリババとアラビアンナイトの世界を巡ったとされている。
- ガウェイン(ソニックと暗黒の騎士)
- アーサー王に仕える円卓の騎士の一人で「太陽の騎士」の名を持つ、円卓の騎士きっての豪腕。聖なる武具の双剣「ガラティン」を愛用。外見・性格ともにナックルズにそっくり(ソニック曰く「どっかの石頭にそっくり」)。アーサー王に対する忠誠心は誰よりも厚いがその反面、王の凶行に誰よりも疑問を持っている。ドラゴンが住む洞窟に捕われた人々を助けようとするソニックの前に現れ、戦いを(一方的に)挑む。戦いの末、敗れた彼は汚名を流そうと命を断とうするが、ソニックに止められ「騎士としてやることがあるだろう」と諭される。
- その後、仲間と共にマリーナの前に現れるが、そこに駆けつけたソニックから、王が残したエクスカリバーの鞘を取り、マリーナが『暗き洞』を解放させて世界の崩壊が始まってしまう。何とか逃げ切ったものの、国が滅んでしまうのに何も出来ない自分達にただ苛立つばかり。だが、ソニックの激励で再び立ち上がり、黄泉の力を封印する結界を張るため『結界の石碑』へと向かう。
- 豪腕が売りの騎士らしく、攻撃はどれも豪快な技が多い。必殺技(ソウルサージ)は「ワイルドメテオ」で、双剣を敵に目がけて投げつける。最強武器で発動させると、投げた剣がブーメランのように戻りながら敵を攻撃するようになる。
トリビア[]
- ナックルズは『ソニック・ザ・ヘッジホッグSatAM』の未制作の第3シーズンに登場する予定だった。シリーズの最終エピソードの終わりに暗闇から突き刺さる赤い目は、ロン・マイリック監督が土壇場で追加したもので、ナックルズ・ザ・エキドナのものであることを意図していました。しかし、作家のベン・ハーストは、目にはノーガスと顕著な違いがあるにもかかわらず、キャンセルされたシーズン3の草稿で目のソースをノーガスに変更しました。ただし、彼は『ソニック・アンダーグラウンド』(1999)に出演しました
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